クラウドファンディング

定期預金型投資で賢く増やすクラウドファンディング

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングは事業者が銀行など特定の金融機関にお金を借りる代わりに、
インターネットを介して広く一般に支援者を募る形で資金を集めることができる手段です。

"クラウド"は群集を指し、"ファンディング"は資金調達を意味します。起業家・事業家やアーティスト、社会的なプロジェクトなどいろいろがなジャンルで資金を集めるために利用されています。

2000年代にインターネット普及に合わせてアメリカで始まり、日本では2011年ごろスタートし、東日本大震災の支援事業で広まりました。

■クラウドファンディングの種類

  - クラウドファンディングの種類には大きく分けて下記のようなものがあります。

クラウドファンディングの種類

  • 購入型クラウドファンディング:購入予約を通じて商品やサービスを支援者に提供するモデル。
  • 寄附型クラウドファンディング:社会的なプロジェクトや非営利団体への寄付するモデル。
  • 貸付型(融資)クラウドファンディング:支援者が利子付きで資金を貸し付けるモデル。
  • 不動産投資型クラウドファンディング:不動産プロジェクトへの投資するモデル
  • 株式投資型クラウドファンディング:スタートアップ企業の株式を購入するモデル
  • ふるさと納税型クラウドファンディング:地方自治体へ寄付し、ふるさと納税として利用できるモデル。返礼品もあり。

ここでは主に、投資して投資金額を増やすという意味合いで、融資型、不動産型、株式投資型のクラウドファンディングについて見て行きたいと思います。

■不動産投資型クラウドファンディング

1.概要

不動産投資型クラウドファンディングは、クラウドファンディングで、不動産プロジェクトに投資する方法です。これにより、少額の資金で不動産市場に参加できます。いくつかの不動産案件に初心者でも手軽に始められるため、人気があります。

2.メリット

    ・少額から投資可能:少ない資金で不動産に投資できます。
    ・リスク分散:複数のプロジェクトに分散して投資できるため、リスクを軽減できます。
    ・利回り:想定利回りは2%から6%前後のファンドが多くあります²。

3.デメリット

    ・元本割れのリスク:不動産価格の変動により元本が減少する可能性があります。
    ・人気案件への出資難:人気案件はすぐに完売することがあり、出資できない期間が発生します。
    ・途中解約制限:一部の案件では途中解約ができないことがあります。
    ・融資利用不可:不動産投資型クラウドファンディングでは融資を利用できないため、全額自己資金での投資となります

■融資型クラウドファンディング

1.投資家はお金を貸し付け、借り手はそのお金を利用してプロジェクトや事業を進めます。「ソーシャルレンディング」とも呼ばれます。

2.メリット

    ・色々な事業に投資可能
       - 不動産系以外にも、カンボジア事業や太陽光発電事業など、幅広い案件に投資できます。

    ・案件によってはリターンが大きい
        - 利回り10%を超える案件もあり、平均でも5%〜8%と高利回りです。

    ・少額から始めることができる
        - 最低出資額が1万円からの案件が多いため、ハードルが低いです。

    ・投資先の状況が開示されている
        - プロジェクトの進捗状況やリスクが透明に公開されています。

3.デメリット・リスク

    ・運営会社の倒産リスク
        - 運営会社が倒産する可能性があるため注意が必要です。

    ・元本割れや貸し倒れリスク
        - 不動産価格の変動やプロジェクトの成功しない場合、元本が減少する可能性があります。

    ・流動性の低さ
        - 投資したお金をすぐに引き出すことが難しい場合があります。

4. 具体的な事業者

例えば、以下のプラットフォームで融資型クラウドファンディングを行うことができます

        - オーナーズブック
        - タテルファンヂング
        - SBIソーシャルレンディング

株式投資型クラウドファンディング

1.株式投資型クラウドファンディング

株式投資型クラウドファンディング(ECF)は、広く投資家からお金を集めて、未上場の株に出資をするサービスです。プラットフォーマー(クラウドファンディング事業者)が「投資家」と「起業家(未上場企業)」を仲介して、起業家に必要な資金を融通します。

2.メリット:

広範な投資家からの資金調達:
多くの投資家から少額ずつ資金を集めることができます。

知名度向上とファン獲得:
投資家が多いことでサービスや製品の認知が広がりやすくなります。

大化けする可能性:
出資した企業が成長すれば、IPOやM&Aによる買収が期待されます。

3.デメリット・リスク:

身元のしれない株主が含まれる可能性:
反社会的な株主が含まれる場合、上場できない可能性があります。

流動性の低さ:
出資したお金を引き出すことが難しい場合があります。

4.具体的な事業者:
例えば、以下のプラットフォームで株式投資型のクラウドファンディングを行うことができます。

  • イークラウド: プロが厳選したベンチャー企業に投資できるサービス。
  • FUNDDINO(ファンディーノ): 業界最大手で全員一致で案件を決定するサービス。
  • CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤーエンジェルス): CAMPFIRE子会社で知名度あり。
  • Unicorn(ユニコーン): 上場企業ZUUのグループ会社で株主優待あり。

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